こんにちは。麻桜です。
いま、9月に行った羽幌の調査の記録をブログにまとめています。(が、なかなか進まぬ)
で、それらの記事を更新した後にこの「おまけ」記事を公開する予定だったのですが、本編に時間がかかりそうなのと、めちゃくちゃ怖かった話を誰かにしたい(私欲)ため、この記事を先に公開させていただきます。
さて、タイトルから分かる通り今回の探索で経験したヒグマについての話がこの記事のメインです。
個人的な話をしますと、ウィキペディアで読んだ
三毛別羆事件の記事(トラウマ必至だけどヒグマの怖さが分かってないやつはこれを読んでくれ)
がかなーーり衝撃的で、数年前からヒグマが怖くて仕方ありません。「もう一生山には入らねえ…キノコ採りも山菜採りもしなくていい……わたしは街で生きる……」と思っていました。
が、現在、夏にはそこそこ(多いときは1ヶ月で5回とか)山に入っております☆
正直なところ毎回気が気じゃないです…
熊鈴つけたり叫んだり出来るだけ仲間から離れないようにしたり。低い物音や藪のガサガサ音にはすぐ反応(大抵は飛行機か鳥の音)。怖くて仕方ないです…まあ目的があるので山に入ること自体はやめられないんですけど…
とはいえ半年ほど経って山の怖さにもちょこっとだけ慣れてきて、しっかりこちらの存在を知らせればヒグマは大抵寄ってこないんだと理解しつつあった矢先の、今回の出来事でした。
探索2日目の話。
1日目は私・いたや氏・まるてんさん・ななじーさんの4人の探索だったのですが、ななじーさんはもう帰らなければならなかったのでこの日は3人での調査でした。
2日目の記事にまとめてあるように、その日の探索は沢登りでした。沢に入ってすぐ、オレンジのつぶつぶが…そうかシャケが上ってくる季節か、なんて思ってました。
そこからほんとに少し、100メートルもないくらい進んだところ。
なんか落ちてる。
おっ魚じゃん!!!シャケかな???
って、うわっ頭もげてるやんけ!!!!
一気に帰りたさMAXになりました。なぜなら、このシャケ(?)は"ヒグマが食べ残した"ものではないかと思ったからです。しかも魚は腐った感じではなかったので、かなり最近のもののような…
けど、足跡や獣臭さなどの他の痕跡は特に残ってません。なので進みます。(私は正直もう帰りたかった)
猛禽類や狐の仕業かとも思ったのですが、彼らって鮭の頭を食べるんでしょうか…でもクマも魚は内臓から食べるとも聞いたことあります。うーん…
ともかく、クマは自分の獲った獲物に執着するので、万が一のためにシャケには触らないでおきます。
結局500メートルほど進んで引き返したのですが、もう私とまるてんさんは気が気じゃない。サザエさんOPを大声で歌ってなんとか正気を保って(すでに保ててない?)、車まで戻りました。
詳しくは別の記事にまとめますが、結局この日の探索でお目当ての坑道が見つからなかったため、いたや氏がリベンジしたがっていました。私とまるてんさん大反対。なんとか引き止め、翌日はおとなしく札幌へ戻ることに。
空知に寄り道します。
赤平。
ガイダンス施設に行こうとしていたのですが、本来は定休日の月曜日が祝日で開館していたため、水曜日に休みに。また来るよ…
そして私の「美唄まだ見たことないんだよね」という余計な一言のために、もう一度怖い思いをするのでした。
有名な双子竪坑が遺る、美唄市の炭鉱メモリアル公園」は、ヒグマスポットとしても有名(?)です。
前日に怖い思いをしてげっそりしていたので、行きたいけど行かなくていいよとは言ったのですが、、、なにやら付近を工事中とのことで、「今行かないと景色変わっちゃうよ」といたや氏に言われ、結局行くことになりました。
山側へ向かって美唄の街中を走っているだけで「クマ出没注意」の看板がいくつも…まだ民家近くにありますがマジかよ……
寄り道しつつ、公園に着きました。
ワァー素敵。
さあ帰ろう。
いたや氏「近くまで行こうぜ」
…結局私も降りてついていくことに。熊鈴をならしつつ近づいて撮影。(もはや手で持って鳴らしてる)
なんか札幌駅の西側にある白いやつの黒いやつがありますねぇ
「札駅じゃねーか」とか言いながら撮影してた時。
ブルルッ…
私「なんの音?」
いたや「なんの音?」
私「いま聞こえたよね?」
まるてん「聞こえましたね」
笹薮のほうから低い音がしたのを3人全員が聞きました。車の音かなとも思ったのですが(公園は普通に道路もから見えるところにあります)、音の前後に車は通りませんでした。
即撤退。
いやーはっはっは。
怖っ。
獣臭さとか全然無かったんだけどなー。。。
姿も見えなかったけど、、、
というか3人が全力でチリンチリン言ってたのにねぇ!?なんで遠くに逃げないんですかねぇ!!、?美唄のクマおかしいんじゃないの!!!!?
実は、いたや氏は美唄で数年前にもかなーり怖い目にあっておりまして、その時も音は鳴らしまくってたのに近づいてきたと思われる(夜だったので暗闇ではっきり姿は見えてないそう)クマがいたらしいのです。
たまたま好奇心旺盛な若いクマが近くにいただけなのかもしれませんが、
美唄はヤヴァい…
高速道路でベンツとヒグマがぶつかった事故とかあったなぁーあれも美唄だったなぁーハハハ
まあ美唄に限ったことではなく、北海道の山の中なんてヒグマの住処ですからね( ´_ゝ`)
事故のないようにしたいものです。
クマについてはいろんなサイトのいろんな記事に詳しく書いてあります。そしてそれらの記事にはだいたい、
「クマと必ず会わないようにする方法や、会ってしまったら必ず逃げられる方法は無い」
と書いてあります。
とはいえ悲しい事故を起こさないように、最大限の対策はしたいものです。
対策については他サイトに色々書かれていますのでここでは特に書きませんが、山に入ることがある人は十分に気をつけましょう…。なんて言うほどのこともなく当たり前ですが…
クマに食べられるなんて事故は、他人にもかなり迷惑かかりますからね。
クマが怖かった話、いかがだったでしょうか。怖いですね。(白目)
キノコ採りなんかの季節になりましたが、山に入る際は最大限気をつけていきましょう。(2回目)
では。麻桜でした。
追記
母にも「もう今シーズンはおしまいにしなさい」と言われましたが、今回の探索で西坑連絡坑道の発見に至らなかったため、来週リベンジします。我ながら頭がおかしい。ごめんねお母さんこんな娘で。でも無事19歳になったよ。
もちろんクマ対策と痕跡を見つけた際の撤退は徹底します。
人数が多い方が心強いので、一緒に行ってくれる勇者はこっそり連絡ください。